2022年09月04日
9月18日は、64回を数える「髷まつり」です。
島田とくれば島田髷“文金高島””など、江戸時代から現代に至るまで日本女性を彩ってきた髪型の王道!
その髷まつりが来る9月18日に実施されますが、島田近代遺産学会はこの機会をとらえて髷への関心を深めてもらうべく講座を開講しました。講師は、島田髷まつり保存会長である鈴木房雄先生
を迎えて開講しました。
島田髷まつりパンフレットを見てこんな表記がありました。
高島田を結った綺麗な方ではなくて、右上の「Since 1933」という表記、昭和で言えば8年から始まったお祭りだったのです。この8年は日本が「国際連盟」脱退したり、ナチスドイツが選挙で政権を握った激動の時代でした。そんな時代だからこそ伝統文化を大事にしようという機運が盛り上がっての事だったのでしょうか。
一番上(最初の写真)の写真、鈴木講師の後ろの髷は勝山髷という髪型だそうです。そしてこの勝山髷の後ろの輪の部分を“元結”という紙ひもで「しばる」「しめる」が転じて「しまだ」になったとか。
また、日本髪とは


これら吹輪(ふきわ)桃割(ももわれ)先笄(さっこ・さっこう)とい髪型だけでなく、この髪型についた飾りを含めて「日本髪」というそうです。
さらに「先笄」という髪型は、祇園の舞妓さんが舞妓さんを卒業して次の芸妓さん(テレビなどでは“おねえさん”と呼ばれたり)になるまでの僅か一カ月だけする髪型だとか。
昔読んだ本の中に、武士の拵え(刀の造り)で国が判ったとか。そして女性も髪型で年齢や既婚か未婚かが判ったなどの記述がありましたっけ。ですから、鈴木講師のような髪型のプロならば、髪型だけでその女性から多くの情報を得てしまえるという事なんですね。
鈴木講師の話では、今年の髷まつりの髪形も決して一つではなく、美容院によって結い上げる髪型が違ったりするそうなので、是非みなさん髷道中の後ろ姿から、どんな髷なのか当ててみませんか?
この写真では見にくいですから、島田の町のあちこち(もちろん楽習センターにも)あるパンフレットを手に取って祭に参加下さい。
島田髷まつり保存会長:鈴木房雄先生、本日は大変お忙しい中、講師を務めて下さりありがとうございました。
では次回9月17日の第2回遺産学会講座を「どうする❢これからの島田大祭」をご期待下さい。本日は皆様ありがとうございました。
その髷まつりが来る9月18日に実施されますが、島田近代遺産学会はこの機会をとらえて髷への関心を深めてもらうべく講座を開講しました。講師は、島田髷まつり保存会長である鈴木房雄先生

島田髷まつりパンフレットを見てこんな表記がありました。


一番上(最初の写真)の写真、鈴木講師の後ろの髷は勝山髷という髪型だそうです。そしてこの勝山髷の後ろの輪の部分を“元結”という紙ひもで「しばる」「しめる」が転じて「しまだ」になったとか。
また、日本髪とは



さらに「先笄」という髪型は、祇園の舞妓さんが舞妓さんを卒業して次の芸妓さん(テレビなどでは“おねえさん”と呼ばれたり)になるまでの僅か一カ月だけする髪型だとか。
昔読んだ本の中に、武士の拵え(刀の造り)で国が判ったとか。そして女性も髪型で年齢や既婚か未婚かが判ったなどの記述がありましたっけ。ですから、鈴木講師のような髪型のプロならば、髪型だけでその女性から多くの情報を得てしまえるという事なんですね。

鈴木講師の話では、今年の髷まつりの髪形も決して一つではなく、美容院によって結い上げる髪型が違ったりするそうなので、是非みなさん髷道中の後ろ姿から、どんな髷なのか当ててみませんか?
この写真では見にくいですから、島田の町のあちこち(もちろん楽習センターにも)あるパンフレットを手に取って祭に参加下さい。
島田髷まつり保存会長:鈴木房雄先生、本日は大変お忙しい中、講師を務めて下さりありがとうございました。
では次回9月17日の第2回遺産学会講座を「どうする❢これからの島田大祭」をご期待下さい。本日は皆様ありがとうございました。