2023年02月28日

上巳節会桃の節句雛祭り

五節句(正月・三月・五月・七月・九月)の一つ、上巳(じょうし)節会(せちえ)がやってきますね。上巳は旧暦三月の最初の巳(み)の日で、この時期は桃の花が咲くころ……だから桃の節句、そして人形(ひとがた)が豪華になって雛祭りへと発展したのが江戸時代といわれています。
花に囲まれて……男びなと女びな
まわりは春一色

山本彰子先生、すてきな春をありがとうございました。
  


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2023年02月28日

2目的に使える優れもの❢

今回のリメイク講座受講の方の作品は見ての通りチュニック?ワンピース?どちら(デュアル)の目的(パーパス)にも対応可能な作りです。

後ろのシルエットは
布地のアップです
ザックリとした春先にピッタリの感触です。グレーですからとっても合わせやすい正に春には是非一着❢でしょうか。
洋裁&着物リメイク講座の皆さん有難うございます。  


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2023年02月19日

島田近代遺産学会 製紙会社の歴史2

ここからは山河さんの提供して下さった資料を年代順に紹介していきます。


この日もたくさんの受講生に集まって頂きました。
まず、新東海製紙の概要を資料を使って説明されました。

おもしろいのは、山河さんが指す白い線の中が会社ですが、敷地のほぼ中央・緩やかに左にカーブしているところを通っているのがJR東海道線だそうです。会社の敷地を二分して鉄道が通っているってあまりないですよね。

製紙業には水は不可欠ということから川根の地名に発電所を建設

創業まもない工場の全景
そのわずか数年後の危機
操業ストップ❢しかし、なんとかこの危機を乗り越えた記念にと……工場内に神社建立
伊勢神宮の分社として工場内大神宮を造り、それは現在もあるそうです。
キッとその縁からか、戦後間もない1946年に工場を天皇が見学する(巡幸)という一大イベントがあったそうです。発表から当日までわずか5日という慌ただしさ❢


さて東海紙業はというと、1936年、マグネシウム製造に乗り出そうと……
しかし、これは操業までこぎつけず断念。この跡地に土地を求め建設されたのが技研とかデンパイッカと呼ばれた海軍技術研究所島田実験所(電波兵器研究)でした(一部、加藤弘造氏敷地含む)。
これについては、次回3月11日、詳しく解説する講座がありますので宜しかったら受講下さい。

これら以外に海軍の艦上爆撃機(彗星)の尾翼製造も手掛けていたとか。

あと、そうでした❢今話題のリニアを通そうとしているのが、新東海製紙社有林のある静岡県最北部一帯。
この一帯を管理しているのはJU(じゅう)ZAN(山)という山岳山林管理会社で、10の3000mを越す山に囲まれた所という意味だとか。
ここの自然を守る大切な事も新東海製紙の役割だと話されていました。この社有林一帯のほぼ真ん中、二軒小屋(標高1200~1300m)の下を貫こうとしているのがリニアのトンネル、山梨県から長野県に約30㎞、二軒小屋の下約400mを東西に掘られる計画。

その他、こんなお話しもされて個人的にはビックリ❢
当時東海パルプの社歌を作曲されたのが古関裕而氏と作詞は石本美由起氏だったとは…………朝ドラファンならば2020年「エール」の主人公が古関氏であったことはご存知の事だったと思います。

現在は最新技術を導入し
CO2削減の為にも日々努力されているとか……一つの会社が、創業以来100年を超えてなお一本の精神を未来に紡いで行こうとする。
その一員としての誇りを山河さんのお話しから感じとる事ができました。
本日は、多忙な中を講座を引き受けて下さり有難うございました。
ぜひ、また機会がありましたら宜しくお願いします。  


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2023年02月19日

島田近代遺産学会 製紙会社の歴史1

近代遺産学会講座の第二弾は「木都島田」を代表する産業である製紙会社の歴史をめぐる講座です。
講座を担当して下さったのは、現在は新東海製紙KKの総務課長の要職に就かれている山河武志さんです。
山河さんの整理された年代ごとの資料と、大変解りやすい話に時間が経つのがアットいう間の1時間半でした。
今更ですが、新東海製紙は我々には“東海パルプ”という名称でずゥーと親しまれていました。東海パルプは1951年からの名称だそうです。

山河さんの用意して下さった資料画像から製紙会社の歴史を紐解いていきたいと思います。


ご覧のように、今回の講座もたくさんの方が受講されました。それではまず……こちら
言わずと知れた創業者大倉喜八郎氏、その大倉氏が創業したのが1907(明治40)年東海紙料(株)でした。それから一貫、社名の変遷はあったものの「東海」という名前は常に有り、現在の新東海製紙へと連綿と続いているんですね。
きっと想像ですが、大倉喜八郎の精神が100年息づいている証なのではと勝手に思った次第です。

                        これは
現在作られているダンボール原紙とクラフト紙だそうです。そしてその製品が
段ボールの箱(製品)や小麦粉などが入ったベージュ色の厚い紙だとか。ダンボール箱や袋に製品化する会社は別にあるそうで、原紙とクラフト紙という製品を作っているのが新東海製紙という事だそうです。
ダンボール箱、ここでは上の写真左のキリンビール一番搾りと本麒麟の箱ですが、一方ライバルのサッポロビールは開拓使の事業「札幌麦酒醸造所」が元で、それが払い下げられ買収したのが大倉喜八郎氏、1886(明治19)年、民営化され「大倉組札幌麦酒醸造場」として再出発したようで、サッポロビールの★マークは大倉の“大”の字を表しているという説がありますが、★マークが使われたのは買収前の1877年の第1回内国勧業博覧会では既に使用されていたようです。
星は五稜(芒)星からのもので、北海道開拓使のシンボルマークとして使われたもので、サッポロの時計台の正面の赤い★もそれですね。

ここまで製紙会社の歴史前半です……次回はその歴史を山河さんの資料を基に紹介していきます。
  


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2023年02月16日

春、はる、温……にはチョッと早いかな?

ノースリーブの季節が始まる気配……
今回の「洋裁&着物リメイク講座」の作品は受講生の方の作品です。
画面で見ると画像処理がまずく浅葱色っぽいのですが、実際は薄緑色のとっても柔らかい色合いなのです。実物の色目を見るんでしたら是非楽習センターにお越しください。

今週18日土曜日から、2023年度“ふれあい講座”の申込受付開始ですからそれに合わせて是非ぜひ……  


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2023年02月15日

島田近代遺産学会の冬短期講座ほうこく2

前回紹介した「蘭契会」の清水真一氏のパテベビーで撮影された映像の中からピックアップして、動画はアップ出来ませんので画像を紹介させて頂きます。
紹介して下さるのは写真中央、清水真一翁顕彰会代表の森伸一氏です。




大正時代、まさにモダンへの幕開け❢よく云うところの“大正モダニズム”そのものの貴重な映像で、ダンスパフォーマンスは今風といっても過言ではないような……

次は

さらに
この3枚は島田駅を出発した列車が金谷駅でて直ぐのトンネルに入った所です。
この橋は、1928(昭和3)年、開通した国道1号線(現、県道381号線)から金谷、牧之原に向かうドライブの画像です。
これは?


上の写真は「夜泣き石」むき出しというか、無造作に置かれた石に何故かパワーを感じませんか?下は牧之原公園の展望台です。

そしてこの後一行が向かったのは
現在博物館の前「朝顔の松」へと車を進めたようです。こんな車に乗ってのドライブ
車好きな方なら車種は判りますでしょうか。
まだまだ紹介したい画像はたくさんあますが、是非動画を観て頂きたいものです。
そんな方がいたら博物館にご相談ください。
では、2月18日今週土曜日には第2回「大井川流域に芽生えた産業 製紙会社の歴史」と題して“新東海製紙株式会”総務課の山河武志氏が講座を担当して下さいます。当日受付もOK❢ですから是非受講して、木都島田を学びませんか。  


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2023年02月13日

島田近代遺産学会講座ほうこく

この2月から3月にかけて恒例の遺産学会短期講座が開講しました。
今回は少し間が空いてしまいましたが、第1回「蘭契会(らんけいかい)」講座の報告を致します。
まず蘭契会とは……蘭の契り=蘭のように香しい交わり=親友の会という事から命名された団体で、最初は11人の町内(当時は島田町)外文化に造詣が深い方々の集まりであったようです。
そして創立年が1918~19(大正7、8)年ころ、蘭契会という名称が発表されたのは1919年10月であった。
この会の記録を詳細に記録されたのが、市内“チシン薬局”の清水真一氏で、氏は書にも秀でた才能の方で、皆さん市内で多分意識しない中で見られているこんな文字見た事ありませんか❓

あぁ~この字なら見た事ある❢……と、そうなんですこれら商標に使われている文字は清水真一氏の筆になるものだそうです。

そして、個人的に私が最も関心を持ったのは蘭契会の方たちが活動動画を残されている事でした。それもパテベビーという、1922年、フランスのパテ社が小型(ベビー)家庭用映写機を発売し、それをいち早く購入された清水真一氏の先見性に驚かされました。
これがそのパテベビー
なじみ深い8mmフィルムが出る(1932年)まで小型家庭用といえばパテベビーで、フィルムは9.5mm(9ミリ半)というフィルムサイズで、ご存知のようにフィルムの送り穴(パーフォレーション)がコマとコマの間にある(今はコマのサイド)というものでした。
是非実物を見てみたい触ってみたいものです❢

ちょっとこのタイムスリップした講座の紹介が先になってしまいましたが、本日の講師はこのお三方です。
写真左から清水潤一氏(清水真一氏孫)、森伸一氏(清水真一翁顕彰会代表・島田市議会議員)、坂巻隆一氏(島田市博物館学芸員・遺産学会会員)の各氏です。




次回パート2として、パテベビーで映写された写真を紹介したいと思います。ビックリするような画像をお届けしたいと思います。
乞うご期待❢❢  


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2023年02月13日

フェスタしまだ2023に関するお知らせ❢

恒例となっています「フェスタしまだ2023」が3月4日(土)5日(日)にプラザおおるりにて開催されます。
それに伴い「しまだ楽習センター」両日休館となりますのでご注意ください。
フェスタしまだ2023チラシです

フェスタしまだに関する.お問合せは
①しまだ楽習センター 0547-37-7376
②島田市役所社会教育課 0547-36-7962
  


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