2023年02月13日

島田近代遺産学会講座ほうこく

この2月から3月にかけて恒例の遺産学会短期講座が開講しました。
今回は少し間が空いてしまいましたが、第1回「蘭契会(らんけいかい)」講座の報告を致します。
まず蘭契会とは……蘭の契り=蘭のように香しい交わり=親友の会という事から命名された団体で、最初は11人の町内(当時は島田町)外文化に造詣が深い方々の集まりであったようです。
そして創立年が1918~19(大正7、8)年ころ、蘭契会という名称が発表されたのは1919年10月であった。
島田近代遺産学会講座ほうこく
この会の記録を詳細に記録されたのが、市内“チシン薬局”の清水真一氏で、氏は書にも秀でた才能の方で、皆さん市内で多分意識しない中で見られているこんな文字見た事ありませんか❓
島田近代遺産学会講座ほうこく

島田近代遺産学会講座ほうこく
あぁ~この字なら見た事ある❢……と、そうなんですこれら商標に使われている文字は清水真一氏の筆になるものだそうです。

そして、個人的に私が最も関心を持ったのは蘭契会の方たちが活動動画を残されている事でした。それもパテベビーという、1922年、フランスのパテ社が小型(ベビー)家庭用映写機を発売し、それをいち早く購入された清水真一氏の先見性に驚かされました。
これがそのパテベビー
島田近代遺産学会講座ほうこく
なじみ深い8mmフィルムが出る(1932年)まで小型家庭用といえばパテベビーで、フィルムは9.5mm(9ミリ半)というフィルムサイズで、ご存知のようにフィルムの送り穴(パーフォレーション)がコマとコマの間にある(今はコマのサイド)というものでした。
是非実物を見てみたい触ってみたいものです❢

ちょっとこのタイムスリップした講座の紹介が先になってしまいましたが、本日の講師はこのお三方です。
島田近代遺産学会講座ほうこく
写真左から清水潤一氏(清水真一氏孫)、森伸一氏(清水真一翁顕彰会代表・島田市議会議員)、坂巻隆一氏(島田市博物館学芸員・遺産学会会員)の各氏です。

島田近代遺産学会講座ほうこく

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次回パート2として、パテベビーで映写された写真を紹介したいと思います。ビックリするような画像をお届けしたいと思います。
乞うご期待❢❢



Posted by 4代目 マナビィしまだ  at 15:28 │Comments(0)

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