2022年09月21日

どうする❢❓

去る9月17日(土)に、民俗学者であり島田大祭りの泰斗である吉川裕子先生を迎え、三年に一度の大祭りについて、どうしたらより身近な祭りとして認知され、参加してもらえるかを可視化して教授してもらう講座が開催された。
どうする❢❓

まずは恒例、遺産学会代表の新間雅巳さんから挨拶と講師紹介
どうする❢❓

参集下さった受講者の方々
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いよいよ吉川先生による講座開始❢ 祭りとは?
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①民俗力の祭②社会力の祭③これらを合体させた祭がある事が語られ、必ずしもどれか一つというものではないが、祭りの盛況の鍵の一つは「競技的要素」であり、これは神社と分離して地域住民が作っていく事がポイントであると……。
吉川先生は祭りの衰退要因の一つには、国の文化財指定といった権威主義への依存や客を呼ぼうが主になってしまうとか、地域社会の崩壊などいくつもの要因が重複しての事と指摘された。
どうする❢❓

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こちら秋田「竿灯」におけるスポンサー検証を立ち上がって確認する先生
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また、広報の仕方や内容にも触れ、指摘されたのは文面が具体的ではなく抽象的すぎどれに参加すればいいのか?参加料がかかるのかかからないのか?周辺の町に住む人にはすこぶる解りにくい点も言及された。
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そして、具体的な取り組みの例をあげ、大祭りに関わっている方々に問いかけて下さった。
さらに、どうして行政が入ると衰退の一因となるのか?厳しい指摘もされた。それは、行政は平均化平等化を目指すもので、祭りという伝統はその対極にあるもの、伝統は不平等なものの調整から成り立っているからだと……この分析には「しかり」と膝を打ってしまった。
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もちろんその他にも衰退の要因は多々あるだろう事は、休憩時の皆さんの談笑や意見交換にも聞き取れた。
どうする❢❓

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その談笑のなかで聞かれたのは「もともと本通中心の祭で、周辺の人はその輪に入れなかった過去がある」とか「本来神仏習合で神社とお寺合体で祭が実施されていたのが、神社だけになって長い伝統文化を支え切れなくなったのでは」といった話がなされていた。
先生の投げかけられた「どうする❢」は、島田大祭りへ一方ならぬ愛情もった吉川先生の、島田市民に投げかけられた応援と激励の一言であると同時に、先生の講座はいつの間にか講座の域を超え「島田大祭り再生シンポ」の様相を呈するうちに終了となった。

少し落ち着いてきたとは言え、まだまだコロナ感染には予断を許さない中で、多くの市民の方々にお集まりいただきありがとうございました。
どうする❢❓

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Posted by 4代目 マナビィしまだ  at 16:34 │Comments(0)

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